外科学の教育概要紹介

 外科学は過去50年の間に大きく進歩し、あらゆる面で世界のトップレベルに達し、領域によっては全世界 の最先端にあるものも少なくありません。日常臨床においても、麻酔、輸液・輸血法、外科的栄養法、手術手技 、手術器具等も著しく向上し手術も安全なものになりました。また、最近では鏡視下手術や、ロボット手術も おこなわれ外科手術自体の様相もどんどん変化しています。

 しかし、このような進歩の中にあっても、外科学 の基本にはなんら変わりはなく、外科の手術創は昔も今も同じ創傷治癒機転によって治癒への過程をたどっています。鍼灸学部の外科教育の目標としては、最新、最先端の知識もさることながら、このような外科学の基本を知って、現代医学の理解の一助とすることを目的としており、外科学総論を中心に講義してゆきます。

 更に、各論に関し ては、臨床講義、病院実習で消化器疾患の診断、検査、外科治療を中心に講義してゆくよう編成しています。


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