老年ケア実習の教育概要紹介
高齢社会を迎え、QOLを高め、健やかな長寿を実現するためのケアが重視されるようになってきており、鍼灸師も高齢者ケアの実態を知り、積極的にこれに参加していくことが必要になってきています。老年ケア実習は、特別養護老人ホーム、老人保健施設、デイサービスセンター、デイケアセンター、在宅介獲支援センター、ケアハウス等の施設を備えた総合老人福祉施設において鍼灸治療および介護・介助実習を行い、「様々な心身の障害を持つ高齢者を理解し、適切に対応できる知識と技能を身につける」ことを目的としています。
1)施設の目的、業務内容の理解 2)高齢者の心身の理解と適切な対応の仕方の習得
3)介獲・介助のあり方および方法の理解 4)鍼灸治療の役割の理解および方法の習得
5)施設スタッフの業務内容の理解 6)スタッフ間の連係と協調の理解
※ QOL(クオリティー-オブライフ) | |
[quality of life] 人々の生活を物質的な面から量的にのみとらえるのではなく、精神的な豊かさや満足度も含めて、質的にとらえる考え方。医療や福祉の分野で重視されている。生活の質。生命の質。QOL 。 |
2001.12.10