老年鍼灸学実習の教育概要紹介
老年鍼灸学実習はI・IIから編成されています。
高齢者が健やかな長寿を実現するためには、苦痛から開放され、また種々の日常生活動作(ADL)に不自由のない活動的な生活を送れることが必要です。 しかし,高齢者の中には体力の衰えや病気によって虚弱化したり、身体的あるいは精神的な障害を有するために介護や介助を受けることを余儀なくされ、身体的・精神的苦痛に苦しんでいる方々は少なくありません。 ことに、急激な高齢化が進む近年は著しい増加の一途をたどっています。
鍼灸治療は、このような高齢者の心身の苦痛の軽減や日常生活動作の改善をもたらし、ひいてはQOLの向上に寄与することができます。
老年鍼灸学実習は、高齢化社会の実態を知り、介助・介護を必要とする虚弱高齢者あるいは障害高齢者の心身の特徴を理解して、適切な対応あるいは治療が出来る技能を修得することを目的としています。
2001.12.10