2.カリフォルニア州においても期待される「痛み」に対する鍼灸治療の効果
具体的にはどのような苦痛の内容(主訴)に対して鍼治療を受けているのでしょうか? 症状を訴えた患者の中で最も多かった主訴は腰痛、頚部痛、背部痛、肩痛などの筋骨格系の痛みであり、実に45%を占めました。これに筋骨格系以外の痛み(頭痛、胃痛、喉の痛みなど)を含めると、症状を訴える患者の55%が痛みの症状を主訴とすることが分かりました。この結果は、日本から遠く離れた米国においても、痛みの軽減に対して鍼灸治療が期待されていることを示していると言えるでしょう。米国の鍼灸師も日本の鍼灸師と同様にこのような患者の期待に応えるために、日々努力しています。
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