この度、本学とポルトガルのA.P.A.E.Medical Doctors Group(ポルトガル医師電気鍼協会)との国際学術交流による成果として、英文の鍼灸医学テキストが刊行されました。
本書は、本学客員教授である土屋光春 先生(麻酔科医、ポルトガル医師電気鍼協会/ポルトガル統合医療連盟 副会長、世界鍼灸学会連合会 名誉副会長)編著による英文の鍼灸医学のテキストです。
本書は、鶴浩幸国際交流推進センター長、矢野忠名誉学長、川喜田健司特任教授、ジョアン・アルメイダ本学客員教授(スポーツ専門医、ポルトガル・スポーツ医学会会長、ポルトガル医師電気鍼協会/ポルトガル統合医療連盟会長)らが編集、執筆に協力しています。
ポルトガルなどのヨーロッパにおいて医師向けテキストとして使用されており、欧米における日本鍼灸の普及啓発と共に本学の存在を知ってもらう契機ともなります。
本書の特色
本書で紹介されている鍼麻酔治療法は、土屋先生のポルトガルを中心とした40年以上にわたる臨床実績と臨床観察およびSaint Louis病院(リスボン)などでの研究から導き出された実践的鍼治療法であり、その対象疾患は内科疾患、感覚器疾患、運動器疾患、皮膚疾患、泌尿器疾患、婦人科疾患、スポーツ外傷など多岐にわたります。
そこで用いられているピカパウ(Pica-Pau)と名づけられた独特の断続的高頻度鍼通電療法やペインフルポイント(治療点)を用いた治療が大きな特徴です。