SNSガイドライン | 明治国際医療大学

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SNSガイドライン

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS : Line, facebookやTwitter、mixiなど)はその利便性によって、とても魅力的なコミュニケーションの手段となりました。しかし、扱いを間違えると予期せぬ困った結果を起こします。皆さんがトラブルに巻き込まれないようにするために、このガイドラインは作成されました。以下のガイドラインをよく読み、対応について十分理解したうえで利用してください。

1. SNSの利用における情報の扱い

SNSでは、「友達設定」「リンク設定」「フォロー」など、招待から付きあいが始まる場合が多くあります。招待された場合、安易に受け入れる前に、その利用がどのような結果を生み出すかを良く知り、慎重に対応する必要があります。

貢献できる参加者になる
あなたがSNSに参加するならば、良識ある態度で参加するとともに、SNSに対して貢献できるよう心がけてください。自分や自分の所属する組織を宣伝したり、議論を乗っ取ったり、議論の方向を転換してはいけません。自分を宣伝する行為はネガティブに受け取られ、グループから追放されることがあります。
よく考えてから投稿する
インターネットに公開した情報に「プライベート」は存在しません。投稿された日からずっと後になっても、検索サイトはあなたの発言や投稿した写真を探し当てます。発言は転送される可能性もありますし、コピーされる場合もあります。発言を削除した後でも、アーカイブシステム(履歴システム)は情報を保持し続けます。特定の話題で気分を害したり、怒りを覚えたりした場合、冷静に考えられるようになるまで投稿するのを控えましょう。一時の感情で発言するのは大変危険です。一般的な公の場(すなわち、今もしくは将来の仲間)に対して、快く共有できる情報だけを投稿しましょう。
発信内容は、将来まで影響する
あなたは、あなたの発言に関して、責任を持たねばなりません。最近では、就職活動において、雇用者が雇用希望者を Web で検索することが増えてきています。あなたの発言が将来のあなたを困らせることがないよう、よく気をつける必要があります。
自分自身を守る
自分自身を偽らない一方で、他人のアカウントを奪う「なり済まし」の被害にあわないよう、個人情報を公開しないことが大切です。自分の家の住所や電話番号を掲載しないことはもちろん、パスワードの更新なども定期的に行うことも重要です。また、推理によって個人の情報が特定されないように、発信内容に注意しましょう。

2. ソーシャルメディアにおける安全性とプライバシーの保護について

インターネットは世界中の利用者に開かれています。しかし、扱いを間違えると危険に遭遇することもあります。また、被害者ではなく、知らないうちに加害者になっている場合もあります。SNSを使用する際には、次のようなことを自問するようにしてください。

あなたのプロフィールや個人的な情報、写真を閲覧されないよう、限定公開やプライバシー保護の設定をしましたか?
あなたの個人情報について、部分的に閲覧を制限することはできても、完全に制限することはできません。そして、既に誰かがあなたの情報を共有してしまっている場合、その情報に対して、あなたにはもうコントロールする方法はありません。
個人情報がどのように悪用されるかを考えたことがありますか?
見知らぬ人にあなたの情報をどれだけ知られても構わないと思っていますか。自分の携帯電話の番号、住所、e-mail のアドレス、時間割、(例えば CD のコレクションのような)所有物のリストなどを公開してしまった場合、あなたの公開した情報にアクセスする全員が、プライベートや大切な空間を保護・尊重してくれるとは限りません。近所の風景写真をアップしただけのつもりだったのに、住所が判明したという事例もあります。値引きの条件として、携帯電話でメールすることを要求された場合、その値段で、あなたのメールアドレスを売っていることになることも知っておく必要があります。
大切な人が、あなたのことを、あなたの発言や写真をもとに評価しても、大丈夫ですか?
あなたの公開しているプロフィールから、あなたの学科専攻の教員や学内外の友人はどんなイメージを抱くと思いますか。大学院入試の面接官や就職活動の面接者がこのプロフィールを見たら、どんなイメージを抱くでしょうか。将来、あなたが就職を希望している企業の人はどうでしょう。隣人、家族、両親はどうでしょう。どの情報を公開すべきで、どの情報を非公開にすべきか、考えていますか。
情報は公共の場で披露しても大丈夫な内容ですか?
あなたの発言の内容が、実際に顔を突き合わせての会話や電話での会話で不適切なものであれば、SNS上においても同様に不適切です。あなたの発言は、新聞や雑誌に明日、あるいは 10 年後に載っても大丈夫ですか。よく自問してください。
インターネットに発信した情報は取り消すことが困難なことを知っていますか?
冗談のつもりで投稿した発言を撤回することができるでしょうか。インターネットの情報は、様々なコンピュータに記録が残ります。あなたが発言を削除しても、インターネット上にその記録が残り続けます。すなわち、一度発信した情報を削除することは実質不可能なのです。
自分以外の写真や情報に関して投稿する際、きちんと許可を取っていますか?
あなたは他人のプライバシーを侵害していませんか。あなたは誰かを傷つけていませんか。名誉棄損で訴えられる可能性はありませんか。あなたはネットワーク使用のプライバシー保護のルールに違反していませんか。
スパイウェアやインターネットウィルスから保護するためのソフトはインストールされていますか?
インターネットの中には、あなたの個人情報を読み取ろうとするものもあります。あなたの端末の中にあるデータを破壊したり盗み取ろうとすることを目的として作られたウィルスに感染した場合、あなたと交流のある誰かの端末にも感染していきます。ウィルスなどによる破壊的な攻撃に備え、あなたのデータのバックアップを取ることを忘れないようにしましょう。

3.本学学生として、SNSの利用における注意事項

以下、利用上の留意点を示します。

機密性の保持
明治国際医療大学(明治東洋医学院)に所属する学生、卒業生、そしてあなたの友人に関して、守秘義務のある情報や私的な情報について、Web上に発言してはいけません。どの程度機密性がある情報なのか、発言・投稿する前によく考えてください。
プライバシーを保護
ソーシャルメディア上で、本人の許可なく他人の個人名や写真をもちいた議論を行ってはいけません。あなたが公共の場で表現しないようなことは、Web上でも同じように表現してはいけません。
間違いを正し明記する
もしあなたが誤った内容を発信してしまった場合は、それを認め、先手を打って素早く訂正してください。
他者に敬意を払うこと
よくない行動について議論する、あるいは特定の考えや人物を批判する場合、他者に配慮することを十分に心がけて下さい。
偽名を使わないこと
誰か別の人になり済まさないこと。匿名の発言であっても、追跡ツールを用いれば、誰が発言を行ったかを特定できます。

参考にした資料

  • Guidelines for the Use of Social Media, UNIVERSITY OF MICHIGAN,2011
  • 聖心女子大学におけるソーシャルメディア扱いのガイドライン