2020年7月4日(土)、強化指定クラブに所属する新入部員を対象としたフィジカルチェックを実施しました。スポーツ振興プロジェクトがスタートした翌年の2016年に、医療大学ならではの特性を活かし、学生の競技力および自己管理能力の向上などを目的にアスリートサポートセンター(ASC)を設置したことに伴い検査をはじめて今回が5回目となります。例年は4月に実施していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、対面授業、部活動が自粛となり、活動が再開されたこの時期の開催となりました。
 午前・午後の2部に別れて行われた検査には84人が参加。感染予防対策を講じ、メディカルアスレチックトレーナー育成プログラム生のサポートのもと、運動能力やコンディショニングの指針となる柔軟性やバランス感覚など8項目を検査。参加した学生からは、「自分の身体の特徴が分かった」「高校時代からケガが多かった原因が理解できた」「今後の活動に活かしたい」などの感想が聞かれました。

【フィジカルチェック項目】
1 筋力測定(腹筋・背筋)
2 下肢周径測定(大腿周径・下腿周径)
3 閉眼バランス検査
4 柔軟性検査(ハムストリングス・大腿四頭筋)
5 関節弛緩性検査
6 下肢アライメント検査
7 関節可動域測定(肩関節)
8 Knee bent standing balanceテスト(KBSB-test)

フィジカルチェックをサポートしたASC
キャプテン・大槻匠一朗さん(鍼灸学科3年)の話
「初めてサポートする1年生も多いなか、チームワークよく検査することができました。私は今回で3回目ですが、競技ごとに身体的な特徴が異なるなど、毎回とても勉強になります。今後は、さらに検査の精度やスキルの向上を図ることはもちろん、今回のデータを活用して学生アスリートをサポートしつつ、自らの将来に役立つよう経験を積んでいきたい」

齋藤優稀さん(鍼灸学科1年)の話
「最初は戸惑うこともありましたが、先輩方が丁寧に指導してくださったので、思っていたよりもスムーズにできました。選手への声掛けや、やり方の指導など色々と勉強になりました。将来はトレーナーになりたいと思っているので、授業や実習はもちろんASCの活動を通じ成長できればと思っています」

メディカルチェックの模様