2021年12月26日(日)、第30回全日本大学女子サッカー選手権大会(日本インカレ)の2回戦が兵庫県の三木総合防災公園で行われ1回戦を突破した本学女子サッカー部がシード校の名古屋経済大学(東海地区1位)と対戦。2-2から突入したPK戦の末に4-1で下し初のベスト8進出を決めました。
前半は一進一退の攻防が続き互いに譲らず0-0で折り返します。試合が動いたのは後半15分過ぎ。相手に巧みなパスワークからゴールを決められ先制を許します。しかし、その2分後。安河内亜実選手(鍼灸学科3年)から受けたパスを俣野伶奈選手(鍼灸学科2年)が決め、すかさず同点に追い付きます。
続く後半38分にコーナーキックからのこぼれ球を吉留ひなの選手(鍼灸学科1年)が押し込み勝ち越しますが、その直後に相手コーナーキックのクリアボールがオウンゴールとなり2-2の同点に。そのままタイムアップとなり、試合の行方はPK戦に持ち越されます。プレッシャーがかかるなか、高梨里美選手(看護学科3年)、安河内選手、河村祐実選手(鍼灸学科2年)、中西菜友選手(看護学科3年)がきっちりと決めたのに対しGKの小原梨夏子選手(看護学科4年)が相手の2、3人目をスーパーセーブではじき返し激闘に終止符を打ちました。
初のベスト8進出を決めた本学女子サッカー部は、12月28日(火)に2回戦で東洋大学(関東地区4位)をPK戦の末に下した筑波大学(関東地区7位・4年連続12回目の出場)と対戦します(準々決勝:13時40分キックオフ:みきぼうパークひょうご第2球技場)。2回戦8試合中5試合がPK戦となるなど接戦が続く今大会。次戦は、ベスト4進出に向け大一番となります。引き続き応援よろしくお願いします。
★中村貴史監督の話
「いい入りができただけに、前半15分頃までにひとつでもチャンスをものにできていたら、もっと主導権を握って試合を運べたと思います。そのあたりが今後の課題でもあると思います。強豪相手に前後半、運動量では勝っていましたし、選手間の声掛け、コミュニケーションも取れ非常によい内容だったと感じています。相手の得意の形で失点はしましたが、あくまでも自分たちのスタイルで展開することを心がけたなかでうまくチームが機能したことも今後の自信につながります。ここまで全国で2試合を経験し、この舞台、このレベルで力を出し切るにはどんな練習、準備が必要か、どんな意識での取り組みが重要なのかを選手自身が感じることができたと思いますし、さらに強くなるために、すごく意味のある2試合だったと思います。次戦は昨年敗れた強豪の関東勢とのリベンジマッチとなります。昨年は東洋大学にフィジカルで圧倒されましたが、それだけで決まらないのもサッカー。チームの特徴をしっかり活かし、チャレンジャーの気持ちでぶつかっていきます」
【結果】
VS名古屋経済大学
2-2(PK4ー1) ○
得点<アシスト>
1点目⑲俣野伶奈(鍼灸学科2年)<⑭安河内亜実(鍼灸学科3年)>
2点目㉕吉留ひなの(鍼灸学科1年)
PK戦 4-1
明治国際医療大学 ○ ○ ○ ○ 4
名古屋経済大学 ○ × × ‐ 1