山本洋紀 京都大学大学院人間・環境学研究科助教、宮崎淳吾 キヤノン研究員、山城博幸 藍野大学臨床工学科助教、樋口敏宏 明治国際医療大学脳神経外科教授らの研究グループは、映像に酔ってしまうと映像の動きを検出する脳部位の活動が右脳と左脳のあいだで互いに乖離する現象を機能的磁気共鳴画像法(functional Magnetic Resonance Imaging : fMRI)を使って発見しました。

映像酔いは、近年発展している3Dやドローンなどの高臨場感映像で問題となっています。本発見は、映像をみているときの脳活動の乖離をコントロールする、安全で快適な高臨場感映像技術の開発につながることが期待されます。

研究成果は、日本時間2015年5月26日 午前1時(米国東海岸時間2015年5月25日正午)、ドイツ脳科学雑誌「Experimental Brain Research」誌の電子版に掲載されました。
また、京都大学においてプレスリリースされ、京都新聞や朝日新聞に掲載されました。

京都大学プレスリリース
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2015/150526_1.html/