2015年に始動した「スポーツ振興プロジェクト」のビジョンに基づいた、学内連携及び組織としてアスリートサポートセンター(A・S・C)が設立され約2年が経過します。 学内の附属病院、リハビリテーションセンター、附属鍼灸センターなどの専門医療機関と強化指定クラブの学生たちを指導、育成するコーチングスタッフ及びトレーナーが連携して、競技力向上をトータルサポートするトップアスリート育成組織として開設しています。又、センターの付属下部組織として、学生の課外活動の一つである「メディカルアスレチックトレーナー部」を位置づけ指導、育成を行っています。 「予防、治療、リハビリ、復帰」のすべての過程を学内で一貫して行うことができる国内でも数少ない取り組みであります。

スポーツメディカリスト(明治国際医療大学がスポーツ振興プロジェクトで育成を目指す、スポーツ及び医療分野で活躍できる人材の呼称)の育成を目指すため、各自がトップアスリートとして、また、将来サポートする場に携わる医療人として、自分の身体状況をよく把握し、正確な判断力を養い、自主的に積極性を持ってスポーツに取り組むことが必要になります。 今年度の活動報告を見てもらいますと、利用者数がトータル1,100名となりました。その中で附属病院への紹介が4件になります。また附属鍼灸センターへの紹介が延人数453名となります。 当センターの主な利用目的は疼痛緩和、動きの改善、疲労の回復等がほとんどで、怪我、故障予防を中心に行っているといえます。

今後、更なる栄養面での指導及びメンタル(心理的)面での指導を拡げていく予定です。更に強化指定クラブ学生の半数以上が女子学生で占めており、女性特有の疾患等、女性×スポーツ×医療の研究を進めてまいりたいと思います。

平成29年度活動報告