2019年11月12日(火)、明治国際医療大学(京都府南丹市)で日本・ベトナム学術交流セミナーおよび国際学術交流協定調印式を行いました。
日越学術交流セミナーには、来日中のベトナム国立鍼灸病院のチャン・ヴァン・タイン院長、ベトナム国立伝統医学病院のヴー・ナム院長、ベトナム国立伝統医学大学のファム・クオック・ビン副学長、ベトナム国立ホーチミン市伝統医学病院のチュオン・ティ・ゴック・ラン副院長らベトナム伝統医学の代表者、日本側から公益財団法人国際医療技術財団の小西恵一理事長、公益社団法人日本鍼灸師会の南治成副会長、寺川華奈先生、仲野弥和前会長、本学から矢野忠学長、川喜田健司教授(国際交流推進センター長)などが出席。開会にあたり矢野学長が「本学において日越の伝統医学、なかでも鍼灸分野に関する学術交流を深めることができとてもうれしく思います」と挨拶。セミナーでは、鍼灸デモンストレーションとして本学の和辻直教授、山崎翼講師が伝統医学的および現代医学的鍼灸治療を披露したほか、川喜田教授、梅田雅宏教授、伊藤和憲鍼灸学部長がそれぞれ本学の研究を紹介。ベトナム側からはナム院長が「ベトナムの鍼灸事情と鍼灸研究の現状」を紹介するなど、活発な意見交換を交わすと共に交流を深めました。
協定調印式には、今回協定を結ぶタイン院長、ナム院長、ビン副学長、小西理事長、矢野学長が出席。小西理事長から「2016年に鍼灸に関する医療協力プロジェクトを目的とした覚書を交わして以降、国際セミナーの開催など交流を深めてきました。今回ベトナム側から実務レベルでの交流協定の要請があり、伝統医学分野における国際協力と学術研究の交流を目的に、ベトナムを代表する伝統医学の病院・大学と日本を代表する鍼灸の教育・研究機関である明治国際医療大学との間で協定を結ぶことになりました」と背景などの説明があり、協定締結を契機に、両国間の発展に向け、取り組んでいくことを誓いました。
*越 ベトナム
*公益財団法人国際医療技術財団