2019年12月11日(水)、本学院の卒業生(明治東洋医学院専門学校柔道整復学科1996年卒業)で現在、アメリカメジャーリーグ、アメリカン・リーグに所属するヒューストン・アストロズの球団トレーナー(セラピスト)として活動している岡克己氏が来校。『メジャーリーグにおけるメディカルスタッフの役目』と題した特別講演を行いました。
講演には、アスレチックトレーナー部をはじめ準硬式野球部、メディカルアスレチックトレーナー講座受講生のほか、トレーナーを目指す鍼灸学科、柔道整復学科の学生などが多数参加。貴重な話に耳を傾けると共に質疑応答では多くの学生からたくさんの質問が寄せられました。
岡氏は講演で、メジャーリーグでのトレーナーの役割や仕事の分担、日米の違い、自らがメジャーリーグで働くことになった経緯などを紹介。岡氏自身、卒業後は接骨院で勤務。院を訪れるプロ野球選手とのつながりを通じ、自らキャンプに出向くなど持ち前の行動力を第一のターニングポイントに挙げ、「興味を持ったものは自分の目で確かめたい性分。まずは行動を起こすこと。夢をつかむかめには運も必要。それを引き寄せる準備をしておいてほしい」を力強く話します。
トレーナーに必要となるのは、メジャーの場合でも、医療人としての「診断力」、それに加え「協調性」や「コミュニケーション力」「場の空気を読む力」など、どんな職場で働く場合でも鍵となる要素だと言います。「海外で働く場合でも英語力は必要ですが、あまりナーバスになることはない。実際、私はほとんどしゃべれないまま渡りました」と振り返ります。
アストロズは2017年にワールドシリーズも制しており、「夢のある仕事。現在はメジャーでも女性のトレーナーも増えてきており、諦めず強い意志をもって頑張ってほしい」と、トレーナーを目指す学生にエールを送りました。
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