12月3日(木)、第26回国際学術交流講演会を開催しました。例年、海外から講師の先生方をお招きして対面形式で行っていましたが、世界的な新型コロナウィルスの蔓延に伴い、今回は初めてWEB会議形式で実施。会では、本学の特任准教授である鶴浩幸先生が、「ポルトガルにおける国際学術交流の実際~鍼医学を中心として~」をテーマに講演。本学の客員教授でもある土屋光春先生がポルトガルのクリニカ・ツチヤ(リスボン)などで実践されている「ペインフルポイント」などを用いたユニークな鍼治療の具体的方法と貴重な症例を紹介。さらにサッカーで有名なペンフィカ(SLB:Sport Lisboa e Benfica)の診療所での唯一の鍼灸専門家としてのトップアスリートに対する治療の取り組みなどの説明がありました。また、A.P.A.E.やF.P.M.I.が催す国際講演会やClinica Benfica、ERISA大学での講義を通じた本学と日本鍼灸の紹介など、その多岐にわたる活動を分かりやすく解説いただきました。講演後はメールを通じて活発な質疑が行われ、ポルトガルでの鍼灸を通じた国際交流の現状について理解を深める良い機会となりました。
講演者:鶴浩幸<クリニカ・ツチヤ(ポルトガル)、ポルトガル医師電気鍼協会(A.P.A.E.Medical Doctors Group)、ポルトガル統合医療連盟(F.P.M.I.)、Clinica Benfica of Sport Lisboa e Benfica、Escola Superior de Saúde Ribeiro Sanches(ERISA大学、Lusófona Group)教授>
開会の挨拶をする国際交流推進センター長 川喜田健司特任教授
WEB講演会の様子<鶴先生>